パワプロ研究室

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サイコドラマの実践者向け研修会に参加してきた

・サイコドラマに興味があった

・たまたま千歳烏山で成人発達障害者向けサイコドラマの研修会が開催されていた

・結構難しい

 

サイコドラマというのは、演劇の手法を心理療法に取り入れたものなのだが、これを自分の研究に取り入れられないか?ということを最近考えていて、サイコドラマについて調べていたのだけれども、なかなか情報がない。

 

本は何冊か出ているのだが、結構高いので図書館にないと厳しいというのと、絶版になっているものもあり、本から情報を得るのは難しい。

 

そんな中、サイコドラマで検索したときに東京サイコドラマ協会というものがあり、そこでほぼ毎月ワークショップをやっていた。

 

https://www.tokyo-psychodrama.org/index2.htm

 

先週もやっていたのだが、どういう内容なのかわからないため、ちょっと参加しづらいところがあったので、スルーした!

 

で、今週もワークショップがあったのと、参加費が安かったので、行ってみた。

 

今日のワークショップは対象が成人発達障害者ということと、ワークショップの内容が前もって説明されていたので、参加しやすかったのもある。

 

内容は午前がサイコドラマに関する講義で、午後が実習だった。

 

講義では、役割交換とミラーという手法の説明と、なぜそれらが発達障害者にとって効果があるかという説明。手法の説明は本で読むのと同じだが、発達障害者は感情を表現するのがうまくないから、怒りが蓄積して、結果爆発してしまうのを、サイコドラマを使えば防ぐことができるらしい。

 

午後の実習では構成的サイコドラマという、構造化されたサイコドラマをやった。基本即興劇であるサイコドラマの自由度を下げたバージョンか。

 

講義では古典的サイコドラマの説明をしていたので、実習も古典的サイコドラマなのかと混同しそうな気がした。

 

構成的サイコドラマはある程度決められたシナリオなのだが、それがどういうものかは本とかネットでは見つからなかったので、その情報を得られたことは収穫だった。

 

実習では、ディレクターと主役を1回ずつやったが、構成的サイコドラマは手順が決まっているとはいえ、覚えるまでは難しそうだった。また、手順を覚えても主役の反応を見ながらどの手法を使うか考えなければならないので、ディレクターは大変だ。

 

サイコドラマ協会公認ディレクターになるためには、ワークショップに1年ほど参加したあと、トレーニングコースで5年という話だったので、先は長い。

 

というか、それだとなかなかサイコドラマは広まっていかないのでは?と思った。

 

以上。