・DUO3.0には公式が出しているCDがある
・しかし、ある欠点により最大限に活用できているとはいえない
・そこで、自分で音声を作成することにした
背景
DUO3.0のCDには基礎用と復習用の2種類があるが、どちらもそれぞれ欠点を持っていて、効率的に勉強ができているとは言い難い。
基礎用CDの欠点
長すぎる。全部聞くのに5時間ほどかかってしまう
復習用CDの欠点
日本語訳がないため、復習に時間が空いてしまうと英文の意味がわからないまま聞き流す羽目になってしまう
これらの欠点をなくすためのファイルが売られていることを発見した。
このツールを使えば、基礎用CDは日本語訳→英語だけにできるし、復習用CDは1文1ファイルで作成できるらしい。
ただ、この方法ではDUO自体が持つ欠点を克服できていない。
DUOの欠点1 日本語訳が直訳ではなく、意訳である
これは、DUO公式の勉強法ではメリットなのだが、DUO瞬間英作文ではデメリットになってしまう。そもそもDUOの日本語訳が意訳になっているのはDUOの英文の意味が覚えやすいようにとのことだと思うが、日本語から英語にする際には非常に難しくなってしまう。何故かと言うと、日本語訳と個々の単語の意味が結びつかないからである。また、語順も日本語訳と英語でバラバラになっているため英訳する際は混乱してしまう。
DUOの欠点2 CDの発音がキレイ過ぎる
DUOの音声はナチュラルスピードということだが、実際はちょっと遅いのではないかと思う。スピードに関しては2倍速や3倍速で再生することで克服可能である。しかし、アメリカやイギリスのようなちゃんとした英語ならいいのだが、他の地域の英語を聞くと発音が違うので実践においてはギャップを感じてしまう。
提案手法
この記事によると、sayコマンドを実行することで日本語と英語を話させることができるらしい。そこで、以下のようにDUOのスラッシュ訳をシステム音声に読ませてみた。
say -v Kyoko " 私たちは尊重しなければならない "; say -v Karen " We must respect " |
|
say -v Kyoko " 個人の意志を "; say -v Karen " the will of the individual " |
Kyokoは日本語音声、Karenはオーストラリア英語の音声で日本語が流れた後にすぐ英語が流れる。スラッシュ訳なので、語順は英語と日本語で同じになっている。
これをシェルで書いてターミナルで実行すればCDと同じように、かつ効率的に勉強ができる。ファイルは以下。
音声を録音したい場合はSoundflowerを使ってQuicktimeに保存できる。
結論
本提案手法により、DUO公式のCDよりも効率的に英語が勉強できるようになった、と思われる。WindowsだとBalabolkaというアプリを用いることによりできそうだが、試してはいない。
今後の課題
DUO 3.0を一通り読んだら、DUO 3.0漬けにチャレンジしてみてほしい。
以上。
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